やるべきことより、やってはいけないことを意識する方がうまくいく場合がある

ある問題が発生し、他の先生にアドバイスや指導を受ける時があります。
ある先生は、Aの方法を言う。
別の先生は、Bの方法を言う。
自分では、Cの方法がいいと思う。
そんな時に迷ってしまう。
どうするのがBestなのか分からない。
私にはよくありました。

そんな時は視点を変えて、

「やるべきこと」よりも「やってはいけないこと」を意識する

のも一案です。
具体例を挙げて考えます。

テストを1週間後に控えたある日のことです。
5時間目と6時間目の間の休み時間に、ある生徒のシャツがビリビリに破けているのを発見しました。
理由を聞くと、「友達と遊んでいて破けた。ふざけていて破けた」と言います。そうこうしているうちに、6時間目の始まりのチャイムが鳴りました。
その時にどのような行動を取るかを考えます。
この場合、やってはいけないことは、「担任の先生が、該当の生徒や関係している生徒の話を聞けずに帰ってしまうこと」です。
何も手を打たずに生徒を家に返してしまえば、保護者は何の事情かが分からないままシャツを見ることになります。
このやってはいけないことを意識して、どのような行動をすればいいのかを考えるのです。
そう考えることができれば、「担任の先生の机の上に、メモを置いておくこと」はNGだと分かります。
そうしてしまえば、担任の先生が見落とす可能性もあるからです。

ここでは、担任の先生が6時間目に授業中であっても、状況報告のメモを渡さなければならないことが、例えば1つの方法として考えることができます。
また、メモを渡す時も「6時間目、私は空いているので、何かできることがあれば言ってください」と付け加えて言うこともできます。

「やるべきこと」を聞いてしまえば、それをしなければなりません。
ハードルが自然と高くなってしまう場合が多いのです。

「やってはいけないこと」であれば、ベストな方法からは離れているかもしれないけども、責められるほど間違ったことをする可能性も低くなるのです。

迷ってしまう先生は、「やってはいけないこと」を聞いてみてください。

「 中学校生徒指導~25の考え方と指導のコツ~ 」もよろしければ参考にしてください。


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