先生が授業遅刻した時に考えること

「先生が授業開始のチャイムと同時に授業する」
これが守られなければ、生徒との信頼関係、学年の秩序、説得力、教師のチームワーク、生徒にとって安心できる空間としての教室、・・・、多くのものが失なわれていきます。
それでも、やむを得ず授業に遅刻してしまう場合があります。
やむを得ずというのは、休み時間中に生徒の身の危険にかかわるような重大な生徒指導があり、授業の空いている他の先生ではどう頑張っても対応できない場合などです。
そんな時に考えたいことです。
<目次>
1.万一先生が授業遅刻した時に、生徒に言ってはいけないこと
2.先生の授業遅刻が生徒に与える影響

<1.万一先生が授業遅刻した時に、生徒に言ってはいけないこと>
例えば生徒指導でバタバタして授業遅刻した場合、
「△△という問題が休む時間にあった。その緊急対応で遅れた。一人の生徒が問題を起こせば、先生の時間が奪われ、みんなの授業時間が奪われることになる。授業時間が奪われると・・・(長い話)」
これは論理のすり替えです。
「教師が授業遅刻すること」と「生徒の問題行動」は分けて考えなければならない
のです。
遅れたのなら、教師といえども、「授業遅刻しました。すみませんでした。」
でしょう。
生徒が授業遅刻してきた時に、たとえ理由があっても、「遅れてすみませんでした」と言わせる指導をしているはずです。
これと同じです。
そもそも、ルールを守れている生徒に説教するのは、甚だおかしな話なのです。

また、授業遅刻をしたことのある先生が、授業遅刻をしてきた生徒に、「授業遅刻はいけない」と言っても、何の説得力もありません。
あるのは、生徒の「不満」「ストレス」です。
口には出して言えないものの「先生だって、この前、授業遅刻してたやん!」の世界です。
私だってそう強く思います。

<2.先生の授業遅刻が生徒に与える影響>
・学校や学年が荒れるのは、学校として説明できない(説明責任が果たせない)問題が起こった時です。
この記事で言うと、「教師不在時の生徒間のトラブル」です。
特にこの場合は、「授業時間内に教師が不在で問題が起こった」のです。
こんなことはあってはならないのです。
特に休む時間直後の教室は、生徒の活動状態が高いと言えるでしょう。
そういうことも考えるのです。

・他の生徒とうまく人間関係を築けずに、授業時間が唯一安心できる時間だという生徒もいます。
そんな生徒にとって、授業が始まっても先生が来ないなんてことは、不安でしかたのないことでしょう。
エネルギーがなくなってしまいます。

・授業遅刻をしたことがないA先生が、授業遅刻をした生徒に指導する場合を考えます。
その時生徒が「だって、B先生も授業遅刻してた(だから俺もいい)」と言う場合だってあるのです。
少なくとも、指導しにくくはなるでしょう。
さらにA先生のB先生に対する信頼が下がります。
これでは、教師の協働関係もうまくいかないのです。

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