「この教科だけできる」を探し出して褒める

例えば、学級に「社会科の評定が3」の生徒が20人いる時。
生徒20人の「3」に対する思いは、それぞれ違います。
・社会以外は4の生徒の「社会科の3」
・2、3、4がある中での「社会科の3」
・オール3の生徒の「社会科の3」
・社会以外は2の生徒の「社会科の3」
などです。
ここで記事にしたいのは、社会以外は2の生徒の「社会科の3」です。
このような状態をできるだけ早く見つけ出して褒めるのです。
学期末に成績一覧表が出て三者面談等で褒めてもいいのですが、それ以前に見つけ出して、その教科の先生から授業中にアプローチしてもらうのが、より効果的なのです。
社会の先生にから見れば平均的な成績の生徒一人かもしれませんが、生徒本人からすれば、社会が一番成績のよい教科であり、自信のある教科であることが多いのです。

このようなことをできるだけ早く見つけるために、例えば全教科の生徒の得意・不得意アンケートをとります。
その後、(ある教科だけ)「得意」と答えた教科担当の先生に、重点的に焦点を当ててもらう(褒めてもらう)のです。
「○○さんは、社会だけが平均点を取れる(自信のある教科)です。他はなかなか自信をもてる教科がないので、授業中特に焦点を当てて褒めてもらっていいでしょうか」
と言った声掛けをしておくのです。
学力に課題のある生徒は特に注意しなければなりません。
また、教科の授業内で形成的テスト、診断的テストなども実施し、生徒それぞれの課題を早期に見つけておくこともできます。

以前、小中連携の取り組みで小学校の先生の仕事を見る機会がありました。
小学校の先生は、専科はあるものの多くの教科を見ています。
その中で、
・児童A、B、Cは、算数で褒める
・児童Eは、図工で褒める
ことをされていました。
褒め漏れのような現象はなく、児童一人一人をバランスよく褒めているのです。
社会が得意な生徒は社会で活躍させる。
音楽が得意な生徒は、音楽で活躍させる。
そんなことができるのです。

中学校では、それが難しい状況です。
だからこそ、「この教科だけできる」を探し出して褒めることが必要なのです。

褒められていない生徒を探し出す
中学生への褒め言葉100選
もよろしければ参考になさってください。


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