発問と質問の違い

授業の基本用語であり、過去に多く議論されたことでもあります。
文部科学省ホームページ 4発問によると、
発問と質問について、簡略な定義として、

「質問」は子供が本文を見ればわかるもの。
「発問」は子供の思考・認識過程を経るもの。

と記述されています。
ざっくり言うと、
質問・・・一問一答で、生徒が答えられる。
発問・・・答えが1つではない。思考が深まる。広まる。
といったところでしょうか(春野の個人的な理解です)。
少し例をあげて考えます。

<質問>
・塩酸は何性ですか。
・植物は呼吸をしていますか。
・錦織圭さんは、何年生まれですか。

<発問>
・身の回りで、中和を利用していることを書きなさい。
・どのような時に、呼吸が激しくなりますか。
・錦織圭さんは、なぜ、試合後のインタビューで「〇〇」と言ったのでしょうか。

中学校の先生は、「発問」と「質問」をそれほど意識せずに使っているのではないでしょうか。
私だってそうです。
本ブログでも、特に「発問」と「質問」の区別はつけず、すべて「発問」にしています。
ここで意識したいのは、生徒に何か問う時に「発問」なのか「質問」なのかを問うている先生自身が把握しておくということです。
1時間の授業の中で、
・導入時には生徒が答えやすいように「質問」

・ある程度教材への理解が進んだ後に「発問」
とすることが多くなります。
旬な人物やネタを中学校で道徳授業にする方法~錦織圭選手を例に~で、次のような手順を示しています。

5-1.授業案作成(1)「これは、誰でしょう」
5-2.授業案作成(2)「○○について、知っていることを書きましょう」
5-3.授業案作成(3)その他知っておいてほしいことを説明する
5-4.授業案作成(4)メイン発問:その1
5-5.授業案作成(5)メイン発問:その2

5-1.授業案作成(1)「これは、誰でしょう」
5-2.授業案作成(2)「○○について、知っていることを書きましょう」
の2つは、「質問」
5-4.授業案作成(4)メイン発問:その1
5-5.授業案作成(5)メイン発問:その2

の2つは、「発問」
になります。

こんなことを意識していれば、指導案作成の質問や発問も、より深いものへと変わっていきます。


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