ポジティブという言葉を使わずに課題に向き合う

私は、ポジティブという言葉を仕事上ほとんど使いません。
以前、ある初任者が失敗をした時のことです。
年配の先生が、
「ポジティブに考えたらいい。誰でも失敗するからね。」
と声をかけたところ、その初任者は、
「はい。ポジティブに考えるようにします。」
と言って、別の仕事を始めたのです。
これではこの初任者は成長しない、と感じました。


「ポジティブ」という言葉に逃げて、課題に向き合えていないのです。
軽すぎるのです。
「無理やり元気にポジティブに仕事をしている」状態です。
いわゆる「から元気」でしょうか。
本来なら、本質的に課題を解決するために、「深く考えること」がマストです。
これまで何回も記事にしていますが、「深く考えること」は、中学校教師に限らず、これからの仕事や生き方のキーワードです。
自分の行動に対して何か質問されたら、行動の根拠となる考えをすぐに説明できるようにしておくべきです。
それが説明責任であり、社会人として当然の姿勢です。
例えば、保護者対応の場面。
ある生徒を指導した後に、その保護者から電話がかかってくる場合があります。
「(穏やかなトーンで)〇〇先生、うちの子どもに△△って言ったと聞きましたが、説明してもらえませんか?」
こんな時でも、友好的にかつ毅然と、生徒を指導した時の考えを説明できないといけないのです。

この電話で説明ができずに保護者にいろいろ言われて落ち込んでいる先生に、
「ポジティブで行きましょう。いろいろな保護者がいますからね。そういう保護者もいるっていうことが分かっただけでもいいんじゃないですか。」
と言ってしまうは、どう考えても見当違いですよね。
疑問があれば、電話することだってあるでしょう。
保護者からの電話は、的を得ているのです。

<まとめ>
課題解決に、「ポジティブ」という言葉は使わない。
本質的に解決するために、「深く考える」。


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