「一概には答えられない」では信頼を失う保護者からの7つの質問

「中学生は、1日何時間くらい勉強すればいいんですかね」
「何時頃に寝て、何時頃に起きるのがいいのですか。何時間くらい睡眠をとるのがいいのですか」
「学校でいろいろ手を尽くしてもらっているのに、成績が上がらない。塾に行かせた方がいいのでしょうか」
「TVを部屋に置きたいから、自分のお年玉や小遣いで買いたいって言うんですが・・・」
「受験生の食習慣や生活で気をつけることはありますか」
「中学生にどこまで手伝いさせたらいいのですか」
「携帯電話ほしいって子どもがうるさいんですけど、どうしたらいいですか」

保護者との面談などで、質問されることがあります。
これらの質問には「正解」はありませんが、中学校教師として、「考え」や「方針」を明確に示さなければなりません。
「家庭や生徒により差があるから、一概には答えられませんね」では、信用を失います。
プロの仕事とも言えません。
それぞれの質問に対して、例えば私なら次のように答えます。
中学校教師、ブログ、記事、人気

読者の皆様ならどのように答えますか。

1.「中学生は、1日何時間くらい勉強すればいいんですかね」
例えば中1の場合を考えます。
「小学校からの学年数×10」が一様の目安として有名です。
これでいくと、「中学1年生は小学7年生」で一日70分になります。
いきなり、70分は難しい場合が多いので次のように答えます。
・中1、2では、最低30分、目標60分
・中3では、最低60分、目標90分
これに、生徒の実態を加味します。
「〇〇さんなら、まず、〇〇分ですね」などです。

2.「何時頃に寝て、何時頃に起きるのがいいのですか。何時間くらい睡眠をとるのがいいのですか」
・中1、中2であれば、11時までに寝て、7時までに起きる
・中3であれば、11時半までに寝て、7時半までに起きる
必要な睡眠時間は、7~8時間です。
睡眠時間に加えて、睡眠の質も説明します。
就寝時に注意することとして、
・部屋を暗くする
・携帯、PC、TVの画面を見過ぎない
・寝る直前に暴食しない
をあげます。

3.「学校でいろいろ手を尽くしてもらっているのに、成績が上がらない。塾に行かせた方がいいのでしょうか」
「学校側で勉強についてできることはしている」ことが前提です。
その上で、家庭教師、個別指導、進学塾、それ以外の塾についてのメリット、デメリットを説明します。
塾の情報については、
塾を悪く言う教師は、間違いなく不勉強な教師である
で記事にしています。
塾について一通り説明した後、
「〇〇さんなら、数学と英語は自力ではなかなか克服することは難しいようですね。どうしても本人が希望し、お母さんもそうしたいと思うなら、誰も友達がいない環境で、個別指導の塾に行くのがいいかもしれませんね。〇〇さんは、友達に影響されやすいですからね・・・」
と付け加えます。

4.「TVを部屋に置きたいから、自分のお年玉や小遣いで買いたいって言うんですが・・・」
私は、「自分の部屋にTVを置くこと」は反対しています。
なので、次のように答えます。
「私は、自分の部屋にTVを置くことは反対です。今まで、部屋にTVを置いている生徒がいましたが、ほぼすべて、夜遅くまで見て、午前中に眠たくなっていました。夜にTVを見ることはほぼ中毒に近いです。だから私は、反対ですね。」

5.「受験生の食習慣で気をつけることはありますか」
食習慣が乱れている生徒は集中力がないことが多いです。
従って次の点をできることから守るように伝えます。
・ジャンクフードはできるだけ控える。
・できるだけ決まった時間に家族のできるだけ多くの人数で食事をする(孤食をさせない)。
・一人だけ違うメニューにしない。
・魚料理を意識的に増やす。
・夜食に果物を準備する。
・寝る直前に暴食をしない。
・寝る直前にカフェインを摂取しない(カフェインはコーヒーだけでなく、清涼飲料に含まれていることもある)
・「シュガー・ハイ」について知る(科学的に根拠のないが・・・)

6.「どこまで中学生に手伝いを求めたらいいのですか」
手伝いは絶対にさせるべきです。
学級便り、学年便りで積極的に啓蒙すべきです。
受験生であっても、まったく関係ありません。
(  )があるものは、身につけたい必要な技能を示します。
・掃除する(掃除機を使う)。
・ゴミを出す(ゴミを分類する)。
・電球や蛍光灯を交換する。
・窓を拭く。
・買い物をする。
・食器を洗う(食洗機を使う)。
・修理する(ドライバーを使う)。
・料理を作る(包丁やコンロを使う)。
授業で生徒によく言ってもいました。
母の日直前、YouTube「世界で最もタフな仕事」を授業する
中学生の親孝行を具体的な形にする|中学校教師が伝えること
も参考になさってください。

7.「携帯電話ほしいって子どもがうるさいんですけど、どうしたらいいですかね」
ポイントは2つです。
教師自身が携帯電話(スマホ)について熟知している前提で、保護者に次のことを伝えます。
・保護者自身が「子どもに携帯(スマホ)を持たせる危険性(デメリット)」を勉強する。
・持たせるなら、必ず「ルール」を作成する。
危険性やルールの内容については、
「スマホ 中学生 危険性」
「スマホ 中学生 ルール」
「スマホ トラブル」
などで検索できます。
これらのことを、学級通信(学級便り)、学年通信(学年便り)でも掲載しておかなければなりません。
スマホ関連については、
中学生にLINEをこう授業する|パワーポイント使用
で記事にしています。

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