初めての教務主任~必要最低限5つのポイント(5/5)~

<コンテンツ>
(1)教務主任に決まった瞬間にすること
(2)時間割作成の配慮事項
(3)教務主任が準備する4月の職員会議資料(時間割作成資料)
(4)授業時数の管理について
(5)時間割作成の手順、その他の職務についての理解、注意点

(5)時間割作成の手順、その他の職務についての理解、注意点

<時間割作成の手順>

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一般的には、
1.下準備をする
2.決定しているコマを入れる
3.体育を入れる
4.英語や数学など(習熟度別)少人数展開の教科、教室がバッティングする恐れのある教科を入れる
5.音楽、美術、技術家庭を入れる
6.理科を入れる
7.国語、社会を入れる
8.チェックする
9.仮時間割表を職員へ配布する
10.本時間割表を職員へ配布する

の順になります。
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1.下準備をする
・各教科の希望表
・時間割編成板or時間割編成用紙

を準備します。
時間割作成(コマを埋めていく方法)は、
・「時間割作成ソフトを使用する方法」
・「時間割編成版を使用する方法」
・「時間割編成用紙を使用する方法」
の3つがあります。
「時間割作成ソフトを使用する方法」については、多くのホームページで紹介されています。
こちらの方法を取りたい方は、「時間割作成」+「ソフト」で検索できますので、そちらをご覧ください。
当記事では、「時間割編成板を使用する方法」や「時間割編成用紙を使用する方法」を説明します。

2.決定しているコマを入れる
決定しているコマというのは、
・道徳、特別活動、総合、会議の時間のことです。
会議の時間を、教務主任で設定してもよいのなら、「道徳、特別活動、総合」のいづれも埋まっていない曜日に入れます。
また、出張等で授業を入れてはいけないところにも「×」などのマークをして入れられないようにしておきます。
この状態にしてから、A3サイズでプリントアウトします。
そこから、紙面上に鉛筆で記入していきます。
「時間割編成板を使用する方法」でも手順は同じです。

次に制約の多い教科から制約の少ない教科の順に入れていきます。
「制約」については、
初めての教務主任~必要最低限5つのポイント(2/5)~(2)時間割作成の配慮事項
で記事にしています。
下記の「3.」~「7.」の順になる理由は、上記の「(2)時間割作成の配慮事項」に記述しています。
あくまで一般的な順序で説明します。
各中学校の実態や特色に応じて順番を入れ替えてください。

3.体育を入れる

4.英語や数学など(習熟度別)少人数展開の教科、教室がバッティングする恐れのある教科を入れる

5.音楽、美術、技術家庭を入れる

6.理科を入れる

7.国語、社会を入れる

8.チェックする
チェック項目は、
□クラス毎に午後の授業回数、午前の授業回数に偏りがないようにする。例えば、「1年1組の国語の授業回数が午前3回、午後1回」で「1年2組の国語の授業回数が午前1回、午後3回」ということはあってはならない。
□移動教室の授業が続かないようにする。例えば、「体育<>音楽」、「美術<>音楽」、「美術<>体育」などである。
□週に1時間しかない教科(学年にもよるが、音楽、美術、技家など)については特に、各クラスの授業時数に差が出ないようにする。「祝日が多い曜日に入れない」、「同一学年は、同一曜日に入れる」などは、基本事項である。
□学年をまたぐ授業の場合は、授業と授業の間に空き時間を入れる。特に「モノ」の準備が必要な「美術、技家、理科」は注意する。
□午前中連続4時間の授業は避ける。
□曜日により、授業時間数に差が出ないようにする。例えば、A先生が「月曜日に1時間の授業、火曜日に4時間の授業」ということはNGである。
□1日の授業の中で、「2年の授業>3年の授業>2年の授業」のような順番にはしない。学年ごとにまとめる。
□1クラス当たり、週に3時間の授業時間がある場合、曜日の前半や後半に授業を連続して組み入れない。例えば、あるクラスの理科の授業が、月火水に入るのはNGである。
□「1時間目に空きが多い教師」、「6時間目に空きが多い教師」などの偏りをなくす。
<初任者に対する配慮 >
□先に示した中学校の教室「荒れやすい時期・荒れやすい時間・荒れやすい状況」 にもある通り、「荒れやすい」時間にはできるだけ入れない。
例えば、「体育の後」、「金曜日の5、6時間目」である。
□初任者全員の共通空き時間をつくる。
□初任者研修にギリギリにならなくても行けるように、空き時間をつくる。
経験年数の少ない教師は、どんな時間割が自分にとって楽になるかわからないものなのです。
だからこそ、特にこちらが配慮しなければならないのです。
などがある。
さらに、横のチェックをします。
例えば、月曜日の1時間目に、「1-1」が2つあるというようなチェックです。
教務主任が一人だけでするのは、おそらく、「5.理科」、「6.国語、社会」くらいでしょうか。
そこからは、教務担当の複数人でやっていくのがいいでしょう。
「たたき台」を先に作って、「ツメ」はみんなでするというイメージです。
9.仮時間割表を職員へ配布する

10.本時間割表を職員へ配布する

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<その他の職務についての理解、注意点>

・4月当初は、「時間割作成」のために時間を空けておく。クラブ等もあるが、優先順位を考える。
・とにかく、「前倒し」で資料を作成する。
例えば、5月中旬の特別時間割なら、4月上旬に発表する。1ヶ月前までに作成するのが原則である。
・作成した最初の時間割は、通常「仮時間割」となる。職員会議等で、「うまく回らない部分があれば、指摘してほしい」ことを伝える。
・4月当初にできる限りの予定を出す。
・年間テスト計画についての配慮事項を配布する。
採点に時間がかかる教科「国語」に配慮をするか、しないか?など。
・その他教務に関わる仕事として、
□学籍
□学力調査
□学校評価
□教育課程
□定期考査
□通知表作成
□転出入
□表簿
□行事予定
□教育実習
□時程
などがあります。

これらは、
教頭、首席、主幹教諭、その他加配教諭が担ってくれる場合もあります。
くれぐれも、各中学校の実態に応じた職務を果たしてください。

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