勉強が苦手な生徒に、すすめてはいけない勉強法

中学生、勉強法、やってはいけない、間違い、指導法
<目次>
1.大人の勉強法をすすめる
2.多くの問題集に手をつける
記事一覧

1.大人の勉強法をすすめる

書店に行くと、大人向け、子ども向けにかかわらず、勉強法の本がたくさん並んでいます。

大人向けの本には、例えば次のようなことが書かれています。
・朝30分早く起きて、昨日の復習をする。
・社会に強くなるために新聞を毎日読む。
・天声人語を写す。
・スキマ時間を利用して勉強する。
などです。
これらの方法を勉強が苦手な生徒に対して言う教師がいます。

「先生、国語の勉強法の分からない・・・」
と相談されたら、
「私は、よく天声人語を写していたかな。分からない漢字は、調べたりもしていた。もし、できそうなら、やってみたら」
と答えるのです。
少し極端かもしれませんが、このような会話です。
また、スキマ時間を利用するために、
「休む時間は、次の授業の予習をする」
というような場合も当てはまります。

天声人語を写すのは、かなりの根気が必要です。
写して、どのような力を育みたいのでしょうか。
内容だって、分からないことだらけです。
大人にだって難しいのです。

学校の休み時間は、大切な友達と楽しく過ごすための大事な時間です。
そもそも、周りが休憩している中で、自分だけが勉強することなんてできるのでしょうか。
テスト期間ならまだ話は分かりますが。

また、朝30分早く起きる習慣をつけるには、相当な精神力が必要です。

ぜひ、勉強が苦手な中学生の癖を知って、できることを言ってあげましょう。

2.多くの問題集に手をつける

中学生であれば、学校で使用している問題集を、「繰り返し同じ順序で」練習していくのが、一番の早道です。
勉強が苦手な生徒はそれで十分です。
テスト問題は、一般的に学校で購入している問題集や白プリントを中心に出題するはずです。
「こちらの問題集の方が、入試に対応しているから」とか「分かりやすいから」という理由で他の問題集を買わせてしまうのです。
勉強が苦手な中学生ならば、1冊の問題集を使いこなすものも難しいのです。
それにも関わらず、購入してしまうのです。
購入した問題集をやるために時間を費やして、宿題である学校の問題集をやっていない子どもをたくさんみてきました。
学校ではテスト直前、テスト勉強をやる時間をとる時があります。
その時、学校の問題集をやらずに、自分で購入した問題集や塾の問題集を必死にやっているのです。
塾でも「学校でやっている問題集の範囲は、必ずやっておくこと」と指導してくれているのにもかかわらずです。
「もったいないな」と思います。
本末転倒です。
たくさん勉強しているのに、学校の定期テストで100%の力を発揮できないのです。
学校の実力テストの結果や定期テストの結果が、多くの私立高校の直接の判断基準になっている場合もあるのです。
まずは、「中学校で購入した問題集を繰り返してやる」ことです。
違う問題集をするのは、それからの話なのです。

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