3.11東日本大震災は毎年必ず授業する:2014実物パワポ資料付

道徳、東日本大震災、3.11、3月11日、授業 、テレビ未来遺産、池上彰、地震、防災教育、答辞、階上中学校、梶原裕太君
テレビ未来遺産「緊急!池上彰と考える 巨大地震その時命を守るためにⅡ」 TBS
が、 2014年(平成26年)2月26日(水曜日)よる9時~10時54分の時間帯で放送されました。
MCは、池上彰さん、ゲストは、安藤和津さん、えなりかずきさん、パトリックハーランさん、東尾理子さんでした。
記事一覧
2011年(平成23年)3月11日から、間もなく3年。
教育者として、中学生に「防災教育」をしなければなりません。

「東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議」 最終報告(平成24年7月)
を文部科学省は発表しました。
この中の項目である、
3.東日本大震災の教訓を踏まえた防災教育・防災管理等の展開
(1)防災教育
①防災教育の指導時間の確保と系統的・体系的な整理
において、
「中学校段階では、 地域の過去の災害や他の地域の災害例から危険を理解し、災害へ の日常の備えや的確な避難行動ができるようにする。また、学校、 地域の防災や災害時のボランティア活動の大切さについて理解を 深めるようにする。」
と記載されています。

そこで今回は、
テレビ未来遺産「緊急!池上彰と考える 巨大地震その時命を守るためにⅡ」
の内容をもとに、授業案(略案)を作成しました。
パワーポイントファイルも添付しています。
今回の授業は、
有識者会議の内容とも特に重なっている部分である、
「地域の過去の災害や他の地域の災害例から危険を理解し、災害へ の日常の備えや的確な避難行動ができるようにすること」
に焦点を当てました。
なお、地域の実情や指導段階により、指導内容を変えてください。
<スライドのイメージ>
東日本大震災、3.11、3月11日、授業 、テレビ未来遺産、池上彰、地震、防災教育、答辞、階上中学校、梶原裕太君
東日本大震災、3.11、3月11日、授業 、テレビ未来遺産、池上彰、地震、防災教育、答辞、階上中学校、梶原裕太君
<スライドダウンロード>
20110311授業.pptダウンロード
ICTを活用した授業~うまくいかない中学校教師の共通点~
以下が授業内容です。

授業の流れ

〇:教師の発問・指示・説明
△:PC操作
◆:予想される生徒の反応

シーン1東日本大震災

△(東日本大震災の写真を提示)
〇何の写真ですか
◆東日本大震災の写真です
〇そうです。東日本大震災の写真です。
(△次の内容をスライドを通して説明する。)
・2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒宮城県沖で発生。
・M9.0で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震。
・波の高さ10m以上、最大津波約40m。
・東北地方や関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害。
2014年(平成26年)1月10日時点で、
・震災による死者・行方不明者18524人。
・建物の全壊・半壊約40万戸。
・ピーク時、避難者40万人以上。
・停電世帯800万戸以上。
・断水世帯180万戸以上。
・被害額20兆円。
・死因のほとんどは、津波による水死。
・福島第一原発による汚染水被害。
・膨大な量のがれき

〇また、東京をはじめとする都市では、課題が浮き彫りになりました。(  )にあてはまる語を書きなさい。
(△スライドを提示する。)
・(   )に長蛇の列ができた。
・(   )が不通になった。
・515万人が(   )(4字の漢字で)となった。
◆ノートに書かせた後、列指名などで生徒に答えさせる。
△(帰宅難民を表す写真を提示する。)
〇公衆電話に長蛇の列ができました。携帯電話が通信規制のためほとんどつながらなかったのです。鉄道は不通になりました。安全が確認できるまで、運転できなかったのです。515万人が帰宅難民となりました。バスも電車も車も、渋滞で動けなかったためです。

シーン2海外の震災で人々がとった行動

(△次のスライドを提示する。)
〇海外で震災が起こった時、日本では考えられないことが海外でおこりました。何だと思いますか。
◆列指名などで生徒に答えさせる。
△(暴動や奪い合いを表す写真を提示する。)
〇震災時、海外の物資の奪い合いや暴動が起きました。
中国で起こった四川大地震、M8.0、死者数万人でした。
被災地へ救援物質が届けられたのですが、配布する時に奪い合いになりました。
アメリカのハリケーン「カトリーナ」、1800人以上死者がでました。
この時は、商店からの略奪が横行しました。
しかし、東日本大震災は、略奪、暴動は一切ありませんでした。
これは後に海外から絶賛されることになります。

シーン3南海トラフ地震とは

〇(  )にあてはまる語を書きなさい。
(△次のスライドを提示する。)
いつ起こってもおかしくないと言われている、南海トラフ地震。
3つのエリア(    )、(    )、(    )が連動する「南海トラフ三連動地震」のことを言います。
〇3つのエリアとは、「南海」、「東南海」、「東海」エリアです。
被害想定は、
・M9.1の巨大地震。
・津波、大阪では5m。
・死者32万人。
・被害額169兆円。
(校区のハザードマップも提示できればなおよい。)

シーン4日常の心がけ(この授業の柱)

地震が起きる前に考えておくことがあります。
(△次のスライドを提示する。)
〇(  )にあてはまる語を書きなさい。
・各個人が、3日分~1週間分、(        )すること。
・家族で、(        )ときにどうするかを考えておく。
◆列指名などで生徒に答えさせる。
〇解答は、
・各個人が、3日分~1週間分、水や食料を備蓄すること。
そもそも、食料や水があれば、略奪などは起きないのです。
目安として、水の量、1人、1日3リットル、5人家族だと、105リットル。
食糧は、1週間分、5人家族だと、105食。
・家族で、連絡がつかないときにどうするかを考えておく。
〇また、起きてしまったときにどうするのかも、考えておきます。
・災害用伝言ダイヤル(171)を利用する。
・携帯なければ、各携帯会社の災害伝言板(メール)を使用する。
・メールの通信規制はない場合が多いので、使える可能性大。・ショートメールも同様。
・LINEは、その時になってみないと分からないが、使える可能性が高い。
・各会社に食糧、水を備蓄している場所があります。公共機関、駅や学校、公共の場所などです。そこに行くのもよいでしょう。
・緊急通報の携帯電話の通信規制(最大90%)がある。むやみに家族に電話をかけない(緊急用に使えなくなる)。
・「ブレーカー」を落として逃げることも忘れない。

シーン5まとめ

(△次のスライドを提示する)
〇次の内容を説明する。
・被害想定を見て、あきらめることをしない。政府は、危機感をもってもらうために、最大想定している。
・1つづつ対策をとること。
・地震を知ること。
・その上で、行動起こすこと。
・それが、自分、家族、多くの人の命を救うことにつながる。
〇今日の授業の感想を書きましょう。
———————(授業内容ここまで)

<次回のテレビ未来遺産は、3.11の前日>

2014年(平成26年)3.11の前日、3月10日(月)よる9時~10時54分は、
『震災直後…生死を分ける72時間になすべきこと』(TBS)があります。
これも楽しみです。
他局でも、3.11前後は、特集番組が多く放映されます。
ぜひ、視聴してください。

<気仙沼市立階上中学校の卒業式における答辞>

また、東日本大震災の授業では、
「全国に感動を与えた気仙沼市立階上中学校の卒業式における卒業生代表梶原裕太君の答辞」も欠かせない内容です。
TVでも放映されました。
ぜひ、卒業間近の中学3年生に、学年便りとして紹介するのもよいでしょう。
文部科学白書「 全国に感動を与えた気仙沼市立階上中学校の卒業式における卒業生代表梶原裕太君の答辞」(pdfファイル)サイトへ
pdfファイル14ページ中、9ページ目に答辞が全文掲載されています。
また、文部科学省サイト、東日本大震災への対応>第1節 震災による被害の概況>1 被害の状況
にも、詳細が記載されています。
また、この様子は、YouTubeでも閲覧可能です(「卒業式答辞・東日本大震災」YouTubeサイトへ)。

番組内容のダイジェスト

当方のメモです。
詳細の番組内容等は、番組HPをご覧ください。

<南海トラフ地震とは>

3つのエリア(南海、東南海、東海エリア)が連動する「南海トラフ三連動地震」。
被害想定
・M9.1の巨大地震。
・津波、大阪では5m。
・死者32万人。
・被害額169兆円。

<最新科学で解き明かす長周期地震動>

長周期地震動は遠くまで伝わる。
超高層ビルは、長周期地震動の影響を受けやすい(揺れる周期が同じ=共振=1年生の音で学習)。
(番組では、世界初高層ビルの巨大実験を放映。)
超高層ビル高層階よりも、中層階の方が、揺れが大きい。
想定内の最大の揺れでも、ビルはしっかりもちこたえた。
想定外の揺れ(想定の4倍)では倒壊した。
あべのハルカスには、最新耐震技術が用いられている。

<首都直下地震・死亡原因第一「火災」の謎>

・被害想定41.2万棟。
・7割が火災の死者。
・住宅地でも火災が起きる。
・木造家屋密集地、火災が起きたら、「輻射熱による燃焼」がある。これによりすぐに広がる。
・火災旋風も影響。
・火災が広がるのは、火の粉だけが影響ではない。
・海沿い特有の火災がある。
・東日本大震災時の「気仙沼市の海での火災」の原因は?。
・「なぜ、海が燃え広がるのか」、原因は船からの火ではなかった。
・風が吹き、熱が水面に伝わったため燃え広がった。
・海から炎がやってくる可能性がある。
・キーワード「通電火災」。
・停電でストーブが消えている、停電から復旧した時にストーブの上に衣類があると、燃え移る。
・阪神淡路大震災では、地震数日後に火事が起きるという問題は、これが原因であった。
・「ブレーカー」を落として、逃げることがポイント。
・実際に焦っている状況ではできない。
・対策として、内閣府は、「感振ブレーカー配電盤」をすすめている。ただし、十数万円かかる。
・安価では、「ブレーカー自動遮断装置」がある。
・停電することを前提に対策を考える。

<巨大地震後に襲う避難パニック>

3.11時の都市部の課題として、
・携帯電話が通信規制のためつながり難く、公衆電話に長蛇の列ができた。
・鉄道不通。
・バスも動けない。人と交通渋滞で。
・515万が帰宅難民となった。

<実際同様のことが起きたら>

震災が起きたらどうするかを考えておく。
・車を諦める(緊急車両のために、キーをつけておく)。
・最悪800万人の帰宅困難者が予想される。
・家族は自宅、私は会社>どうする?
・各会社に食糧、水を備蓄している場所がある。
・公共機関、駅や学校、公共の場所など。そこに行く。
・緊急通報の携帯電話の通信規制(最大90%)。
・むやみに家族に電話をかけない(緊急用に使えなくなる)。
・災害用伝言ダイヤルを利用する。171をダイヤル>自分のメッセージ>固定電話の番号を入力すれば、使用できる。
NTT災害用伝言ダイヤルホームページへ
・各携帯会社の災害伝言ダイヤルも利用可能である(次のリンクは、番組内容とは無関係です)。
au災害用伝言板サービス
docomo災害時の安否確認と備え
softbank災害用伝言板/災害用音声お届けサービス
・メールの通信規制はない場合が多いので、使える可能性大。
・ショートメールも同様。
・「LINE」はその時になってみないと分からないが、使える可能性が高い。
・東日本大震災時は、PHSは通信規制なし、100%通話できた。

<震災時の海外の暴動の例>

・四川大地震、M8.0、死者数万人、中国救援物質、奪い合い。
・アメリカカトリーナ、1800人以上死者、商店から商品が略奪される。
・東日本大震災は、略奪、暴動無。海外から絶賛される。

<このようにならないために>

・そもそも個人に食糧の蓄えがあれば、このようなことにはならない。
・各個人が、3日分~1週間分備蓄すること。
・水の量、1日3リットル、5人家族だと、105リットル。
・食糧、1週間分、5人家族だと、105食。
・家族で、連絡ができないときにどうするかを考えておく。

<日頃の心得>

・被害想定を見て、あきらめることをしない。政府は、危機感をもってもらうために、最大想定している。
・1つ1つ対策をとること。
・地震を知ること。
・その上で、行動を起こすこと。
・それが、自分、家族、多くの人の命を救うことにつながる。
———————(番組内容ここまで)
でした。
(内容については、当方のメモです。参考程度にしてください。)

その他、全国には、「東日本大震災」についての授業、資料が多くあります。
雑誌、ホームページ等で調べて、ぜひ後世に伝えてください!
教師の大事な使命です。

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