中学校教師なら絶対にカンニングをさせないシステムを作る

定期テスト、マニュアル、試験監督表、実物資料、指導法
「テストの受け方」は指導を徹底しなければなりません。
「カンニングが疑われる行為」があってから、どうするかを考えるようでは遅いのです。

カンニングを事前に防ぐためのシステム

をつくるべきなのです。

以前勤務していた中学校でのことです。
ある生徒が、「カンニング」をしていたことが判明しました。
やり方は、極めて単純なものでした。
「前の人の解答が見えるように少し自分の机と椅子を横にずらす」方法でした。
なぜばれたかと言うと、ある教科の教師が、「2回連続でカンニングをした生徒が、前の人と特徴のある同じ間違いをしている」ことを発見したのです。
本人もすぐに認めました。
問題はカンニングをし始めたきっかけです。
(見る気なんてなかったのに)偶然、前の人の答案が見えてしまったということでした。
この時は、前の人の椅子が横にずれていたから見えたのです。

これは教師の責任

です。
問題点は、たくさんあります。
・教師が、テスト直前に前後の「椅子、机」を一直線上にしなかったこと
・後ろの生徒が見えるような姿勢を前の生徒がしていたこと
・問題用紙がB4横の形式であったこと。後ろの生徒が見えないようにA4横、または、B4縦にすべきであったこと。B4横の解答用紙にする場合は、解答用紙を折って後ろから見えないようにしなければならなかったこと

中学校教師なら、カンニングを防ぐためのシステムを絶対につくらなければならないのです。

また、判断に迷うことがあってもいけません。
「一人の強い指導者の判断」で進めるようなことがあってもいけないのです。
誰でも毅然と判断し、行動できる基準がなければならないのです。

カンニングを防ぐことは4月からはじまっている

まず、4月の保護者懇談会及び学年便り等で「テストの受け方」「不正行為」について説明しておきます。
また、生徒には、テスト1週間前に再度学年便り等で同様の説明をします。
初任者でもしっかり対応できなければなりません。
以下が、その内容になります。
各中学校で基準が違う部分は適宜追加訂正してください。

保護者説明会・学年便りの説明内容

テストの受け方全般の注意点です。
頑張ってきた生徒が、最大限力を発揮できるためにご協力をお願いします。

テスト前日にしておくこと
・机の中が空にしておく。
・必要以外のものはロッカーへしまっておく。
・机の横に何もかけない。
・机の上に落書きがある場合は、消しておく。

テスト当日の注意点
チャイムが鳴る3分前までにすること
開始(チャイム)3分前までに座席に戻って座って静かにします
机・椅子の整理整頓をします。机の中には何もないようにしておきます。
机は、前の人の真後ろに来るようにします。
テスト開始後、机の上に落書きがあれば、内容にかかわらず不正行為とみなします。
机の上は、筆記用具と教科で許可された物だけにします。
問題を配布した瞬間から、一切の私語は禁止です。
隣の人と顔を見合わせてもいけません。
一度目は、口頭で厳重注意しますが、もう一回あれば、不正行為とみなします。

問題配布~開始のチャイムまで
問題を配布する時に、次のように言います。
「問題用紙・解答用紙を配ります。配られたらプリントを裏向けて置きなさい。プリントが足りない場合は一番後ろの人が静かに手を挙げてください。余っている場合は床の上にプリントを置いておいてください。」
開始の「はじめ」の声がかかるまでは、問題用紙・解答用紙を裏向けておきます。

試験開始後~終了のチャイムまで
問題が配布されたらすぐに、組・番号・名前を書きます。
試験中の筆記用具等の貸し借りは一切禁止です。
落し物があれば、静かに手を挙げて試験監督に知らせること。
見直しも終了し、早くテストが終った人は解答用紙を裏向けて静かに待ちます。
後ろの生徒が見えるような姿勢をしないこと。
B4横の解答用紙の場合は、特に注意すること。

終了のチャイム~休憩
終了(チャイム)が鳴り始めたらすぐに筆記具を置いて両手を膝に置きます。
チャイムが鳴り始めても筆記用具をもっている場合は、不正行為とみなす場合があります。
解答用紙を回収します。
次の指示をします。
「列の一番後ろの人だけ立って、解答用紙を裏向けたまま回収してください。その際に出席番号順になるように回収してください。それ以外の人は、試験監督が「よし」というまで静かに座っておきます。

その他の注意点
・不正行為について
学年に関係なく、「0点」になります。
疑わしい行為は、不正行為とみなします。
・未受験者の再テストについて
原則として、1週間以内に再度受験します。
結果の取り扱いについては、教科担当の判断となります。
ただし、得点を100%として換算することはありません。「見込み点」になることを伝える。
・遅刻してきた場合
遅刻者は、別室での受験となります。
すべての教科を受験します。
時間保証もします。
その他、通院・出席停止等止むを得ない場合、臨機応変に対応します。

その他
(1)未受験者の再テスト
①原則として、1週間以内に受けさせる。
②結果の取り扱いについては、教科担当の判断とする。ただし、得点を100%として換算しないこと。
③生徒及び保護者には、「見込み点」になることを伝える。
(2)不正行為の取り扱い
①生徒には、事前に「0点」になることを伝える。
②不正行為が起こった場合は、その都度対処する。
(3)遅刻してきた場合
①遅刻者は、別室での受験。すべての教科を受験させる。時間保証もする。
ただし、本人に対する指導も厳しく行う。
②その他、通院・出席停止等止むを得ない場合、臨機応変に対応する。
(4)テスト作成上の注意点
・問題用紙がB4横の形式はできる限りしないこと。

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