塾はなぜ、「分かりやすい」のか

塾、分かりやすさ、指導法、中学校教師
中学教師なら、塾の方が分かりやすく集中できる理由を少なくとも10個言えなければなりません。
保護者や生徒が塾を頼っている以上、考えて分析しなければならないのです。
保護者との面談などで、正確に説明できないといけないのです。
一般的な大手塾と比べてみます。
塾は、
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・塾は、5教科を通した総合的なアドバイスをする。
例えば、勉強時間が2時間あったら、
「あなたは、英語、数学は今授業を受けていれば上昇する。ただ、社会の○○の範囲は、この教材を使って、自習室で月・水・金に残って勉強して帰りなさい」
という指導は学校ではできない。

受験勉強や勉強法について、5教科総合して専門的に言える教師

がいない。
それぞれの教科の担当が、それぞれの教科のことだけをいう中学校とは違う。

・塾は「分かりやすい授業」が最優先だが、中学校は違う。
塾では、できないことをできるようにしたり、難しいことをうまく理解させてくれる。
だから、「分かりやすい」と感じやすい。
しかし、中学校では、

分かりやすさが最優先の授業

を目標とはしていない。
今、中学校で目標としていることは、学習指導要領にもある通り、
「言語活動の充実」「理数教育の充実」「伝統や文化に関する教育の充実」「道徳教育の充実」「体験活動の充実」
や、「社会の変化への対応の観点から教科等を横断して改善すべき事項」として、
「情報教育」「環境教育 」「ものづくり」「キャリア教育」「食育」「安全教育」・・・
(抜粋)である。
例えば、中学校で
「言語活動優位」の授業によって、「授業が分かりやすい」とはそもそも感じにくい。
「たくさん自分の意見を言えて、頭の中が整理できた」「他人の意見を聞いて感心した」というような感想を中学生はもつ。
そういう意味においても、塾と中学校では土俵が違う。

・「授業研究」を徹底的にしている。
良い授業を見たり授業研修をして、腕を磨いている。
また、授業アンケートで「分かりにくい」となれば、教壇に立てなくなることもある。

・勉強するために塾に来ている。
「点数を上げる」「志望校に合格する」目的の生徒が集まっている。

・塾は、全教科で「授業ルール」が統一されている。
例えば、
「授業開始は復習テストで始める」、
「毎日決まった量の宿題がある」、
また、テストで不合格の場合や宿題をやってこなかった場合はペナルティがある。

やることが教科毎に変わらず決まっている

ので、中学生も分かりやすい。
中学校では、「宿題のある日」、「宿題のない日」があるなど、リズムをつかみにくい。
また、授業の方法がバラバラで、我流。

・個人の能力に応じたクラスに所属する。
「難しすぎる」や「簡単すぎる」と感じることが少ない。

・空調設備が完璧である。
中学校では、「朝は眠たい」「体育で汗を書いた後授業をするから勉強に集中しにくい」。

・移動教室がない。
中学校は、移動教室がある。
移動すれば、途中で、友達としゃべったりして、集中力をリセットしなければならない。

・1クラスの人数は、多くて20~25人前後である。
中学校でも、TTや少人数展開のときはそうなるときもありますが、多くは違う。
塾の方が教室が狭く、講師との距離も近いので、より集中しやすい。

・授業を妨害する生徒はいない。

・塾は、1日に多くても2~3教科、中学校はほとんど6教科である。
少ない方が、頭が整理できる。

・志望校への合格可能性を正確に判断できる。
「志望校合格までは、○○点足りない。偏差値で言うと、社会と数学が悪い。だから、これらをこれから計画立ててやっていこう」と塾では専門的な分析をする。
中学生もその説明が具体的で分かりやすいのでモチベーションが高まる。
しかし、中学校では、「偏差値」は使えない。
素点でしか判断できないので、本当の弱い教科が見えにくい。
また、その素点も、所属する1つの中学校だけのものなので、受験生全体で見たらどうなのかという点でも、信頼度が低い。
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いかがでしょうか。
このようなことを頭に入れたら、勉強関係の保護者との懇談会でも言うことが違ってきます。
「塾には、やる気のある子どもだけ来ているから」というような、誰でもわかっていることだけを言わずに済むのです。

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