勉強面から「中1ギャップ」を解決する方法

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幼稚園や保育所から小学校の1年生になるときには、「小1プロブレム」という問題があります。
小学校のから中学校へ上がる時には、「中1ギャップ」という問題があります。
ここでは、中1ギャップのうち、勉強面に焦点をあてます。
中1になると、勉強についていけない生徒が増えます。
勉強が難しくなるからだという教師がいます。
それもあります。
しかし、それは一部分に過ぎません。
中1の最初は、中学校の教師も優しくスピードを遅く進めます。
それでも、最初から勉強についていけない生徒が多くいるのです。

一番大きな原因は、勉強面で捉えるなら、指導する教師の数が9人以上に増えること

にあります。
また、数学や英語のTT、理科の1分野・2分野、技術・家庭の先生が変わる場合であれば、最大13人が入れ替わって指導することになります。
今回は、9人の場合を考えます。
9人に増えることで、9人の方法に慣れなければならないのです。
例えば、

・話し方が違う
・授業スピードが違う
・授業ルールが違う
・教室が違う(教室、理科室、 pc室、美術室、音楽室、少人数用の教室、家庭科室、技術室、運動上、体育館、他の特別教室)
・小テストの様式が違う
・起立、礼の方法が違う
・ノートの様式やノート指導の方法が違う(プリント、サブノート、ノート( A掛、B掛マスノート、五線ノート))
・課題の提出方法が違う(それぞれの教科の提出時期、場所、時間)

これでは、対応できない生徒が出てきます。
器用な生徒やできる生徒が、教科以外の面で有利になるのです。

準備や段取りが苦手な生徒は、それぞれの教科のルールに合わせる段階で分からなくなり、やる気をなくす

のです。

次に、教材の量も半端ではありません。
各教科、平均2冊のテキストで合計10教科なら、20冊程度の教材になります。
それに加え、美術の絵の具、アルトリコーダー、体操服、クラブで使用する物もあります。
かなりの量になります。
教師の後ろにあるロッカーだけでは、入りきりません。
机の中、後ろのロッカーは満杯です。

1日に6 教科あるので、それぞれの教科の準備を手際良くできなければなりません。

忘れ物を「教科の関心・意欲・態度」とする中学校教師が未だに多くいます。
その教科ができても、準備ができなければ、その教科の評価は悪くなります。
これは、深刻な状況です。

教科に関係のない部分で評価されるのです。

これは、本来あってはならないことです。
これを防ぐために、教科で合わせるべき部分を
合わせなければならないのです。
また、ロッカーの整理方法を言ってあげないと、教科に集中できません。
ほんの一例をあげるなら、
・教材数をできるだけ少なくする
・いらない教材は家に持って帰らせる
・学校においてよい教材必ず持って帰る教材を一覧にする
・教科の教室に置いておけるものはそちらに置いておく
などを、してあげなければなりません。
これらのことは、一人の教師ではできません。

周りの教師を巻き込む必要がある

のです。

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